オムロン ソフトウェア株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役社長:今井 照泰 以下、「オムロン ソフトウェア」)は、ソースネクスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小嶋 智彰)が販売するリモート会議専用機「KAIGIOMeePetTM」に、Android OS 向け文字入力システム「iWnn IME for Android」の提供を開始しました。
「KAIGIO MeePet (カイギオ ミーペット)」は、ZoomやMicrosoft Teams、Webex Meetingに対応した小型のリモート会議専用機です。データの保存やブラウザへのアクセス、メール利用はできないため、セキュリティの観点でも安心してご利用いただけます。また、小型でシンプルなデザインで、会議室やご自宅でのテレワーク、オンライン授業、医療施設や介護施設でのオンライン面会などさまざまな場面で活用いただけます。
「KAIGIO MeePet」などの Android OS を採用した特定用途向けの製品において、Google が提供する IME※1を使用しない場合は自社開発、オープンソースベースの IME,あるいは他の IME を導入する必要があり、開発・導入コスト、予測変換機能の精度向上が課題となっていました。
この度、「KAIGIO MeePet」に搭載された 「iWnn IME for Android」は、Android OS 向けに最適化された IME です。Android OS 端末に適したファイル形式※2 での提供が可能なため、端末にプリインストールしてネットワークに接続することなく利用することができます。また、「iWnn IME for Android」は、最新語彙を収録するとともに、予測変換の順番や語彙の追加などのカスタマイズが可能となっており、本製品のユーザーはスマートフォンと同等の文字入力・変換機能を使用できます。
Android および、Google は Google LLC の商標です。その他、このお知らせに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。※1 文字入力システム(Input Method Editor)※2 Android 専用ソフトウェアパッケージのファイルフォーマット(APK ファイル)
Android 向け「iWnn IME」 の主な特長
・組み込み対応
Android OS に特化した IME を専用のファイル形式で提供可能です。そのため、端末にプリインストールしてご利用可能です。
・Android スマートフォンと同様の機能
数多くの Android スマートフォンに搭載をされている IME と同様の IME をご提供。専用端末でもエンドユーザーはスマートフォンと同様の文字入力・変換機能を使用可能です。
・カスタマイズ性
「iWnn IME」はすべて自社で開発をしております。予測変換の順番や語彙の追加、UI 部分のカスタマイズも相談可能です。
オムロン ソフトウェア株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役社長:今井 照泰 以下、「オムロン ソフトウェア」)は、デジタル教育サービスに向けた、文字入力支援システム『iWnn IME for Web』をリリースしました。『iWnn IME for Web』は、活用シーンに合わせた文字入力・変換機能により、高品質なデジタル学習システムの普及に貢献します
近年、GIGA スクールをはじめとした、学習現場のデジタル化が加速し、生徒 1 人ひとりが各自のデバイス(タブレット PC)を用いて授業を受ける学習環境が広まっています。こうした中、生徒が使用するデバイスや、デバイスに搭載されている IME※1によって、入力や変換の仕様が異なるため、公平であるべき学習環境にばらつきが生まれることが課題となっていました。また、学習現場においては、タブレット上での文字入力・変換に時間を要してしまう、あるいは、入力中に解答が変換候補として先に出てしまうなど、生徒の学習の妨げとなるケースがありました。
そこでこの度、教育現場にあわせた文字入力・変換機能を『iWnn IME for Web』に搭載し、デジタル教育サービス向けにリリースしました。本システムは、各種OSやブラウザに対応したIMEをWebアプリに組み込んで使うため、多様なデバイス環境上での入力が可能となります。また、不適切語彙の除去や、学年ごとに違った学習内容やすでに学習した漢字のみを候補として表示する予測変換、数式や化学式専用のキーボードといった教科に合わせたキーボードの表示など、最適な入力・変換機能により学習効率の向上に貢献します。
Wnn シリーズをはじめとする、各種文字入力ソリューションで培った言語処理技術/組込・マルチ PF 開発技術を持つオムロンソフトウェアは、教育現場に最適化した『iWnn IME for Web』の提供を通じて、公平で高品質なデジタル学習システムの普及に貢献してまいります。
教材DB・製作、デジタル採点・成績管理、Web学習支援の事業を展開されているコンバイン株式会社の米田玄 取締役開発部部長は次のように述べています。
「コンバインは、より良い教育環境を提供するために教育事業者様に向けて、様々なサービスを提供しています。デジタル化が加速する中で日常学習、テストの在り方も大きく変化してきています。その中で、特に解答入力に関しては弊社でも大きな課題を抱えていました。『iWnn IME for Web』を使用することで、安全に正確に素早く解答を入力できることになるのはデジタル学習に絶大な効果を発揮すると確信しています。」
※1 文字入力システム(Input Method Editor)
『iWnn IME for Web』の主な特長
1.マルチ OS/ブラウザ対応により様々なデバイスで利用可能
2.Cloud 辞書でいつでも最新語彙に対応
3.入力フィールドに応じた多彩なキーボードを実現
オムロン ソフトウェア株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役社長:今井 照泰 以下、「オムロン ソフトウェア」)が提供する文字入力支援システム『iWnn IME for Web』が、株式会社クリプラ(以下「クリプラ」、東京都新宿区 代表取締役:鐘江 康一郎)が提供するクラウド電子カルテ『CLIPLA』の文字入力機能に採用されました。『iWnn IME for Web』は、『CLIPLA』の文字入力を支援することで、電子カルテへの入力業務にかかる時間・労力の短縮に貢献します。
医療機関における文字入力では、医薬品の名称など、通常の文字入力方式では対応しきれない専門用語が多く、都度、単語登録を行うなどの対応が必要でした。また、電子カルテの利用端末を更新する際には、再度単語登録などを実施する必要があり、現場の負担となっていました。
『iWnn IME for Web』は、これまで多くの携帯電話やスマートフォンに搭載されているオムロン ソフトウェアの入力機能をベースに開発しており、単なる医療用語辞書ではなく、入力された単語や単語同士のつながりを元に予測変換や繋がり予測など文章の作成に最適な予測変換候補を表示することで、電子カルテの記入にかかる負担を軽減します。また、辞書データおよび予測変換機能はクラウド上で実現されているため、端末の更新や新規で端末を導入する際にも、いつも通り『CLIPLA』を開けば設定等を行う必要なく継続して利用可能です。
オムロン ソフトウェアの今後の活動
電子カルテ向けに『iWnn IME for Web』を提供し、医療者が電子カルテへ入力する労力を削減することで、診察時間の確保や患者様とのコミュニケーションに集中いただくことに貢献できると考えています。オムロン ソフトウェアはコミュニケーションの課題解決に向けて今後も医療現場のニーズを反映し、『iWnn IME for Web』の機能向上を図っていく予定です。また、これまで培ってきた文字入力技術を活かし、様々なシチュエーションに対応した快適なコミュニケーションを実現することで、DX 社会を見据えたお客様の IT 化推進を後押ししていきます。
クリプラの今後の活動 クリプラは今後も様々な入力方式の開発・連携を進め、院内における入力業務にかかる時間の短縮化を図っていきます。そしてこれからも、IT の活用を通して 医療・ヘルスケアに関わるすべての人の助けとなるため、「Making a difference in Healthcare」を経営理念に掲げ、 医療・ヘルスケアの世界でdifferenceを生み出し続ける存在であれるよう、努力を続けていきます。
『CLIPLA』について
クリプラが提供する、医療者の業務効率を高めるクラウド電子カルテ『CLIPLA(クリプラ)』は、クリニック内にサーバーの設置が不要で、インターネットに接続していれば場所を問わず使えます。院内での診察はもちろん、訪問診療でも活用できます。また、クリニック内にサーバーを設置するタイプの電子カルテに比べて初期費用を大幅に削減できるほか、定期的な買換えも発生しません。科独自の診療フローに対応した、眼科向けクラウド電子カルテ『CLIPLA Eye(クリプラアイ)』、産婦人科向けクラウド電子カルテ『CLIPLA Luna(クリプラルナ)』も展開しています。
URL:CLIPLA:https://clipla.jp/clipla/
CLIPLA Eye:https://clipla.jp/eye/
CLIPLA Luna:https://clipla.jp/luna_lp/
オムロン ソフトウェア株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役社長:今井 照泰 以下、「オムロン ソフトウェア」)が提供する文字入力支援システム『iWnn IME for Web』が、株式会社シンプルエデュケーション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平田 直紀 以下、「シンプルエデュケーション」)が開発・販売する愛媛県公立小中高校向けICT学習支援システム『えひめ ICT 学習支援システム』の文字入力機能に採用されました。『えひめ ICT学習支援システム』は、愛媛県内全ての公立学校が利用可能な CBT※1プラットフォームです。令和4年1月に小5・中2 対象で実施される県学力調査CBT をこのプラットフォーム上で行います。児童生徒は、様々な解答形式が可能で、タップやキーボード入力以外にも、ペンや指での手書き解答も可能です。テスト中に必要なメモは、画面上の問題に直接書くことが可能です。選択肢・短答問題は自動採点を行い、先生の目視による採点が必要な長文記述・手書き解答問題は、AI による採点補助・切り出し採点機能でサポートします。テスト後の成績結果や分析グラフはすぐに児童生徒画面に返却されます。
この度、『えひめICT学習支援システム』に採用された『iWnn IME for Web』は教育現場に最適化された文字入力・変換機能を搭載したWebサービス向けIME※2です。①教科ごとに最適なキーボード入力形式、②入力シーンに合わせた予測変換表示制御、 ③学習指導要領に則った学年別予測変換候補表示、その他にも様々な教育現場に最適な文字入力・変換機能を有しています。このような文字入力・変換機能により『えひめICT学習支援システム』での校種・学年に合わせた問題出題、数式や化学式の自動採点、教師の問題作成支援、児童・生徒の学習効率の向上に貢献します。
※1 コンピュータを使った試験方式(Computer Based Testing)
※2 Input Method Editor
『iWnn IME for Web』の主な特長
1.クラウド上に保有する最新かつ大規模なデータベースにより、用途に応じた予測変換が可能
2.タイムリーな辞書アップデートにより、最新語彙に対応
3.クラウド上で辞書を切り替えることにより、医学用語辞書などの専門用語にも対応可能
『iWnn IME for Web』の教育向けに特化した機能
1.教科ごとに最適なキーボード入力形式
- 数式や化学式専用のキーボードといった、教科に合わせたキーボードの表示
2.入力シーンに合わせた予測変換表示制御
- 学習の妨げとなる場合は予測機能を OFF にできるなど、入力シーンに合わせて予測変換候補を制御
3.学習指導要領に則った学年別予測変換候補表示
‐ 児童生徒の学年に応じて、対象の学年で修学していない漢字はひらがなで予測変換候補を表示